既製品から簡単な方法で型紙起こしをして子供服用の肌着・タンクトップを作る方法
子供がトイレトレーニングするにあたり、ロンパースの肌着が邪魔になることが分かりました。
お腹も出ないし暖かくて良いな、と思っていたけれど、
おしっこをお漏らしした時にロンパースの下にある部分が濡れ、一日何度も全着替えになるという事件が起こるようになったのです。
そんな理由から普通のタンクトップの肌着に変えたのはいいけれど、お腹が出るんですね。
暑いならいいのですが、これから寒くなっていく時期だと風をひかれるのも嫌なので、対策を考えました。
丈の長い肌着をつくればいいのです。
とはいえ、製図がありません。
でも丈をのばせばいいだけなので、自分で製図を書くことにしました。
子供連れて買い物するのも手間も時間もかかります。
子供なんとかごまかしながら、母はとなりで製図の作業をし、夜は洋裁をするといった工程を行います。
型紙の起こし方(トレースすると言います。)
カッター板の上に紙(私はハトロン紙)を二枚重ねて置きます。
これは、前後の型紙を同時に取るためです。時短になります。
タンクトップの縁をなぞり書きします。(ピンクの点々の部分)
これが、後ろ見頃になります。
前身ごろの方は、目打ちとか先のとがった物で印をつけます。
そして、型紙をきちんと鉛筆で線をなぞったら、今度は丈を伸ばす製図の補正をします。
この書き写した既製品のタンクトップはサイズが大きいのか腰骨辺りがひらひらするんですよね。
だけれども少し見頃にはゆとりを加えたいので横幅を1センチ広げて
腰回りはズボンにシャツを入れるのでピタッとしてほしいから1.5cm細くして丈を2.5㎝延ばしました。
手直ししたら縫いしろをつけて型紙作りは終了です。
使用した布
このハチがプリントされた布は北海道で展開している手芸店カナリヤ支店で着分売りコーナーにて980円で購入したものです。
1.5メートルほどあったので、幼児のタンクトップならば5~6着できたと思います。
縁取りした布は着なくなった夫のTシャツを使いました。
(沢山量産したので同じ月齢のいる知人にプレゼントしたりもしましたね。)
使用した家庭用ミシン
通販生活で売っているアックスヤマザキの山崎範夫のミシンです。
型式AG-002NHC
型はだいぶ古いですがまだまだ現役選手でガンガン縫えますよ。
ロックミシンとか使わず全行程家庭用ミシンで作りました。
裾は直線縫いではなくて、ジグザグミシンで縫いました。
子供なんてめちゃくちゃな脱ぎ方する時ありますもんね。
脱着の伸縮性が全然違うので便利です。
裁断したら縫う作業です
私の手順としては
①片方の肩を縫う
②襟ぐりの縁取りをする
③もう一方の肩を縫う
④⑤脇を縫う
⑥裾始末をする(裾は折って上からジグザグミシンをかけるだけです)
ニットって布端始末をしなくてもほつれてこない生地はけっこうあるんですよ。
様子をみてほつれてこなさそうならば、布端始末はカットしてもいいかもしれませんよ。
私は量産したかったので縫い代始末の作業をカットしました。
その後も何度洗って繰り返し着てもほつれたりはしませんでしたよ。
小さい子供がいながらいつ縫っていたの?
「小さい子供がいながらいつ縫っていたの?」
量産したタンクトップを同じ月齢の子がいるいつもお世話になってるママ友へプレゼントした時に質問されました。
子供はこの頃一週間に2~3回プレ幼稚園に午前中だけ通っていたので、
製図は子供がテレビを見ていたりお兄ちゃんにかまってもらっている時などに様子を見ながら製図を完成しました。
夜中には裁断だけしておいて、
日中3時間で縫い上げました。
洋裁が育児ストレスの発散の場になっていたので(笑)全然つらくない工程でした。
ミシン踏めてしあわせ♪って感じで(笑)
ちなみに値段的に違うのか市販品と比べてみました
西松屋さんで見たのはタンクトップが3枚で679円だから一着226円。
イオンブランドのタンクトップは2枚組で900円台。一枚450円ぐらいでしょうか。
とある子供ブランドの同じようなデザインのタンクトップは2枚で1980円。一枚990円。
肌着のお値段もまちまちです。
私のは一着分(1.5Mカット)で980円。
他の材料は何も購入せずに作れたし、
5枚縫ったので一枚辺り196円。
いかがでしょうか?(笑)
まとめ
自分の作った物が高値がつくとは思えませんが、
一度型紙を作ってしまえば縫い方はわりと簡単です。
一年で着られなくなる子供服だけど、やっぱり背中は出てほしくないし、思ったとおりの服をお得感ある作業もできるので良かったと思います。
子供は2歳前におトイレトレーニングとともにロンパースの下着を卒業しました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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