型紙必要なしオールサイズ対応!ストレッチレースで簡単手作りショーツ(パンティ)の縫い方制作動画あり
2020/10/14
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ストレッチレースを使った家庭用ミシンでも作れる簡単手作りランジェリーの作り方です。
締め付け感がなく、すっきりした着用感で見た目にも大人っぽい印象のショーツです。
ガードルやタイツの下に着用するともたつくこともなく、 ナイト用でも着られますよ。
私は沢山作って毎日着用しています。
なぜこのショーツを作ろうとしたの?
個人的に下着の着用感にはこだわりがある方でして、鼠径部(そけいぶ)に近いところ、特に太ももまわりに締め付け感があるのがどうしても苦手なんです。
でも、着圧タイツの全体的な締め付けは大丈夫だったり。ちょっとめんどくさい人ですね(笑)
探してもなかなか自分好みのが見当たらないので、試行錯誤を繰り返して出来上がった作品なのです。
他に市販品でも製品が沢山あるのでは?
はい~、ありますよね。もうありとあらゆるショーツは試してきました。
- 下着を1つサイズアップする
- 柔らかい素材にした
- シームレス(継ぎ目や縫い目がない下着)とかもね。シームレスは縫い目がないけれど、鼠径部に布が厚みを作り結局は締め付け感に感じるんです。
- あとフンパン(ふんどしパンツ)そうなんです。フンパンは締め付けがないのでよかったです。
自作の「ふんぱん(ふんどしパンツ)」はブログ記事でも紹介しました。
作り方に入る前に
この上で紹介したふんどしパンツの記事は冬に制作したのでハイウエストだったり、レースの巾も広かったりと、いろんなタイプを凝縮したために統一感がなく、わかりずらい方もいたのでは?と考えたりもしました。
今回は作り方をフンパンではないショーツタイプ一本にしぼり、作り方もさらにわかりやすく記事にしてみました。
なので、多くの方にも制作して着用できるように改善しました。
私のような特性(とにかく締め付けがイヤ)だったり、普通のショーツにはない、ちょっと大人っぽい路線のショーツを作ってみたかった方にもおススメです。
使用する材料について
ストレッチレース
私が今回購入したお店は手芸ナカムラさんです。
他にも検索するといろんなお店で売られています。ストレッチレースも色や幅に沢山種類があり、探し出すとキリがありません。
おすすめのストレッチレースの探し方は?
ストレッチレースの巾は5.5cmから8.5cmがベストです
個人的には、ブラジャーとセット感覚で使いたいので、上下同色のレースを探します。となると、白・黒が無難かと。
ということで私が買うならこれ!というのを数点リストアップしてみますね。
こちらは赤ですね。1m/408円 というお値段ですが、一着作るのに2mぐらい必要ですから、 一枚あたり800円ぐらいの計算になります。 赤のブラジャーが揃えられたら 可愛いと思うんです♪
一着の製作費について
私が制作したのは手芸ナカムラさんのストレッチレースで制作しました。
5メートルで300円送料330円ということで660円とすると、1メートルあたり132円です。
私の場合だと133センチ必要なので、132円×1.33=175.56円
一着分約176円で作ることができます。
ストレッチレースにつけるあて布について
デリケートゾーンに当たる部分には同色のニット生地を使います。
ストレッチレースの巾×28㎝の長方形が必要になります。
少量しか使いませんので普段から家には取り置きするようにしておいてます。
家庭用ミシン
家庭用ミシンを使います。
私はアックスヤマザキさんの山崎範夫のミシンを使用していて、ちょっと古い型だけどバリバリ動いてくれています。
針と糸について
ニット用の糸と針を使用しています。
全行程3点ジグザグ縫いのメモリで縫うので、伸縮性が出る縫い方です。
普通糸と針でも縫うことができました。
ニット用の糸にハリがあって苦手という方もいらっしゃるので、どちらでも作ることはできますよ。
作り方
デリケートゾーンにあたる布を裁断します
まずはクロッチと呼ばれるデリケートゾーンにあたる部分につける布を裁断します。
レースに近い色がしっくりきますよ。
たとえばストレッチレースの巾が8.5cmだとしたら、両側8㎜削ると7.7cmになるので 7.7㎝×28㎝ の長方形の布を用意します。
難しくはないんです。
ストレッチレースの巾より若干小さく切る、
と思っていただけるだけで大丈夫です。
腰回りのストレッチレースを裁断します
腰回りの必要量の計算方法は、ヒップ×0.75+1㎝(片方5mmずつの縫い代分)です。
ヒップ×0.7でもピタッとした感じがすきな方にはお勧めです。
たとえば、ヒップが90㎝だとしたら、90×0.75=67.5cmが必要量になります。
クロッチと呼ばれる股あての部分を裁断します
クロッチ(股あて)は縫い代込で35cm 裁断します。
(縫い代は全部5㎜で計算してます)
クロッチ両サイドのひだを裁断します
今裁断したクロッチ(股あて)の横につけるひだの部分の裁断です。
15~16cmを2枚 用意します。
クロッチニット生地を縫い合わせます
35㎝に裁断したクロッチ(股あて)に当て布(同色ニット生地)を置きます。上はぴったり合わせてください。
クロッチは35センチであて布は28㎝ですが間違いではありませんよ。
あて布はデリケート部分に接触する部分だけ、レーシーな部分を残したいので最低限にしてます。
レースの巾は5~8㎜ほど細く切っていますよね。
幅きっちりで裁断してしまうとレースの縁にある凹凸の部分まで隠してしまうので、若干細めに裁断してあるのです。
というわけで、赤い点線部分の脇と上部を縫います。
ミシンの縫うメモリは「3点ジグザグ」縫いです。
この縫い目はブラジャーやパンティとをよく観察するとこの縫い目になってます。
ちなみに、このショーツ作りは全行程「3点ジグザグ縫い」で縫っていきますよ
クロッチ(股あて)のサイドにひだを付けます
15~16㎝を2枚裁断して斜めに切って、これを今縫ったクロッチ(股あて)のサイドにつけます。
ストレッチレースは裏表がわかりずらいのです。この斜めに切ったものをどういう風に使うかを色合いがはっきりしてる別布で説明しますね。
この4枚を使って裏表をまちがえなように配置するんです。
これは動画の方がわかりやすいかな。見ていただけると間違いなく配置できます。
クロッチ(股あて)の横にひだを置くとわかると思うんですが、
三角形だからまっすぐではないのがお分かりになると思います。
目安に定規を置いてクロッチ横ラインに真っすぐになるように合わせます。
この時にストレッチレース幅にもよるんですが、ひだの見える範囲13㎝ぐらいが一番バランスよく見えます。
長さ調節する時に下の方は内側に折ってきれいなカーブを付けるといいです。
(もしはみ出てしまってもミシンをかけたあとにカットできたりするので神経質にならなくてもダイジョブです。)
その前にはみ出た余分な所をカットしておきます。
赤い点の部分をミシンで縫います。
縫い目は「3点ジグザグ縫い」です
縫ってきました。
クロッチの部分はできあがりです。
腰回り部分を作る
ヒップ×0.75+1 でカットした腰の部分を筒状にして縫います。
この縫い目は後ろ中心にします。
腰の部分とクロッチの部分を合体させます
クロッチの中心と今縫い合わせた筒状にした後ろ中心から合わせ、赤い線の部分を縫い合わせします。
重なる部分は5㎜で3点ジグザグ縫いでミシンをかけますよ。
さらに前中心ともう片方のクロッチ部分も合わせてミシンをかけます。
できあがりました。
出来上がり完成図
出来上がりました。前も後ろも同じタイプになります。
先日お直ししたブラジャーとセットアップで着用しています。
色違いでも作ってみました↓
上下同じ色味のセット感覚で着たいのでブラジャーも色合わせしました。
後ろのひだをつけなければTバックタイプでも着られますよ。
制作動画はこちら
動画も制作しました。画像でも説明していきますが、視覚的に両方あったほうがわかりやすいと思います。参考になさってみてくださいね。
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まとめ
ストレッチレースで作るショーツは締め付け感が苦手な方や、ガードルや着圧タイツなどを着用する方もすっきり着られます。またレーシーなショーツが好きな方にも♪(私も好きです)
家庭用ミシンでつくれますし、一着の製作費も176円とリーズナブルです。
下着は毎日見に付けるものです。ランジェリーは見せて歩くわけじゃないけど直接肌に触れる感触や好きな感じを大切にすると心や五感が満たされる気持ちになるんです。
手放せない一着となっています。
ご意見やご感想はお気軽にお声をお聞かせくださいね。今回もご覧いただきありがとうございました。
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Comment
もな粉さん、コメントありがとうございます。
実際にショーツを作ってくださったんですね✨
私もすべてのショーツに違和感ありました。
その同じ感覚が一緒で
しかもお気に入りになったなんて聞くと
もううれしくて感無量です✨
私はもうこのショーツしか着用していません(^▽^)/
感想を聞かせていただいて本当にうれしいです。
ありがとうございます!
こちらの記事を参考に、ストレッチレースでショーツをつくってみました。
今まではいてきたショーツへの違和感はなんだったのかと思うほど、気に入りました…!ありがとうございます。