[動画と型紙あり]大人用巾着型リュックのナップサックの簡単な作り方
巾着タイプでリュックサックにもなるナップサックのシューズケースを手作りしました。
無料型紙もご用意しました。
ナップサックは子供用の体操着入れとして使う方も多いとか。
詳しい制作動画もありますので見ていってくださいね。
ナップサックとは
ハイキングなどに用いる小型で簡便なリュックサック。
ナイロンや布などの軽量な素材でつくられ、筒状の袋にひもが付き、
背中にしょったり、手に持てるようにしたものです。
制作のきっかけ
いままで使っていたのが古くなったということで、
シューズケースを作るご依頼がきっかけです。
真っ赤な革を縫い付けたり、
世界に一つだけのデザイン性の高いオリジナルシューズケース制作のお手伝いができました。
作り方などを詳しく紹介いたしますね。
使用した生地
本体はタフタ生地
タフタナイロンという撥水性のあるカサカサした生地です。
これは軽いし速乾性もあるのでナップサックには適していると思います。
手芸店では比較的扱いが多いと思います。
店員さんに聞くと奥の方にあったりしますよ。
革ハギレ
これはハトメを打ち付けるために
補強とデザイン性を高めるために角に縫い付けています。
革のハギレは手芸店には、ほとんど取り扱いされていると思います。
私の使用したのも本革のハギレ詰め合わせで購入しました。
ネット販売されているか調べてみたところ、
手芸ナカムラさんでいいのが沢山ヒットしました。
でも商品より送料の方が倍高いので泣く泣く断念ですが💦
参考までに↓本当に欲しいです😉
両面ハトメとハトメパンチプライヤー
リュック型にするためにひもを通すために付けます。
今回は両面ハトメの8㎜を使いました。
これは片面ハトメでもいいと思います。
今回はご依頼品なので、強度はしっかりした方がいいと思い両面ハトメにしてみました。
巾着に通すひも
今回は「江戸打ちひも」というのを使いました。
「江戸打ちひも」は巾着袋やカバンの紐に巾広く使われています。
光沢があり、滑りが良いので巾着の開閉がしやすくなるので、よく利用しています。
「江戸打ちひも」は以前はダイソーでも見かけていました。
でも最近は見なくなったんですよね。よく使う色は見つけたら買いだめしてました。
ナップサックのリュックに使う時は太目のを使うといいみたいです。
肩に食い込んでしまうそうなので(お声をきいて勉強になりました)
その他の洋裁で使用したもの
こちら記事でまとめてありますので合わせてご覧になってみてくださいね。
型紙
手書きの型紙をスキャンした物ですが、ご用意してみました。
pdfファイルで5枚あります。
切り合わせてお使いください。
ご不明な点等ございましたら、コメントやメールなどでお教えくださいね。
出来上がりサイズは
横32センチ・縦38センチになります。
ナップサックの製図
作り方
作り方は、今回動画もご用意してみました。
静止画と合わせてご覧になってみてくださいね。
裁断したら
底中心・縫い止まり・三つ折りラインにちょっと切り込みをいれて
わかりやすくしておきます。
水で消えるチャコペンの濃い布用を使いました。
うっすら白っぽいラインが出てきます。
そこの中心線と
1㎝⇒2.5cm三つ折りをしたので6cmのところのライン
縫い止まり10cmのところにもラインを書いておきました。
次はナップサックにひもを通すための穴の補強と
デザイン性を高めるために革を縫い付けるので裁断します。
革は2枚裁断します。
縫っていきます
両端を1㎝の三つ折りにしてミシンで直線縫いします。
表側に返して、さきほど裁断した革の三角の頂点が底中心ラインにくるようにして
三角に縫い付けます。
そうしたらその革に両面ハトメを打ち付ける作業をします。
両面ハトメの打ち方は動画にしてみました。
こちらで紹介しておりますので、参考になれれば嬉しいです。
ちょっとデザインに手を加えます
これは幅5㎝の赤い革を2本裁断して✖に縫い付けました。
ステッチをかける時は、ルレットで跡をつけて、
その上からミシンをかけると上手にステッチがかけられます。
袋状にしていきます
中表にして両側1㎝のところを縫います。
ひっくり返すとこのようになります↓
巾着のひもを通す部分を縫っていきます
まず1㎝折り→2.5cm折る三つ折りにします。
最初に6㎝のところにも線を引いたので、
そのラインをめがけて折っていきます。
折ったらミシンをかけます。
ミシンの出だしでうまく縫えない時は
家庭用ミシンで縫おうとしたら
最初ミシンが進んでいかなくて糸が絡まってしまいました。
そんな時の対処法の一つに
ハトロン紙を下にしいて一緒に縫うとすんなり進んでいきました。
ハトロン紙は洋裁の製図を書いたりする時に使う薄手の紙です。
縫い目にハトロン紙が付いてしまった時には
無理矢理引っ張ったりせずに、
目打ちやピンセットで優しくつまんで取ってあげるといいです。
巾着のところにひもを通していきます
最初紹介した江戸打ちひもを通していきます。
私が用意した長さは3メートル8㎝です。
片方約2m近く必要になる計算です。
上の巾着部分を通したら一方方向に通したら
底のハトメ部分の穴に通して結ぶと片方が出来上がりです。
同じように反対側もひもを通したらできあがりです。
通したひもの先端の処理方法の一案
きんちゃくでひもを結んだ先端を今回どう処理したかを紹介いたしますね。
ある程度ほどいたら
マスキングテープを下に敷いて
ひもの先端にボンドをつけます。
そしたらそれをねじるようにするとボンドがしみ込むので
マスキングテープで軽く巻き、
ちょっともみこんで、完全に乾く前にはがしてあげます。
完全に乾いたらできあがりです。
まとめ
巾着タイプでリュック型のナップサックはとても使えると思います。
無地や柄物、デザインを変えたら年代も広く持てますし。
靴を入れたり、好きな物をいれて。
手に持ったりリュックにしたり。
材料も比較的揃えやすいです。
世界に一つのオリジナルデザインのナップサック作りのお手伝いできて勉強になりました。
質問ご感想などはどうぞお気軽にお声をかけてくださいね。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。