【型紙あり】革・合皮でショルダーパッド(肩当て)の作り方!滑り止めにも
ショルダーバッグなどで、肩に紐が食い込まないように、やや幅広の肩当てのようなものが付いてますよね。
「ショルダーパッド」という名称で販売されています。
これはほんとに便利なもので、マザーバッグ、一眼レフなどのカメラ、ビジネスバッグなどにも使えます。
「ショルダーパッド」もスライドさせる事が出来るようになっているものがあったり、元々商品として肩紐に組み込まれている物、チェックしてみるといろいろあって参考になります。
なぜショルダーパットの研究しているのかというと
私自身ショルダ―バッグの肩紐が食い込む込んで痛かったり、落ちてくることがあるんですよね。
チェーンのショルダーひもを使うことが多いから、夏だと衣類の生地が薄手になって肩に食い込んで痛い事がありまして。
市販のショルダーパッドを購入試みるも、デザイン的にちょっとゴツイ感があるのと、欲しい色も出てこなくて。
やっとの思いで見つけたと思ったらソールドアウトでした。
それで、手持ちの革で制作してみたら成功したので制作風景を載せてみたいと思います。
価格もすごく控えられますので、手作りする価値ありますよ。
タイプに合わせて2種類作ったんです。
ちょっと華奢なタイプと市販品で売られているような物重さから肩を守るような感じのものをね。
下記で作り方を紹介していきますので、よければお付き合いください。
革(合皮)とドットボタンがあればOK!のショルダーパッド
まずは以前バッグを作ったんです。
その時の記事はこちら↓
この中の茶色い革のバッグのショルダーひもがチェーンなんです。
バッグ自体が重い素材なのでバッグの中身を入れるとずしっときます。
肩にも重量がのしかかって肩が痛い時があるのです。共布がまだ余っているので、なるべく違和感ないショルダーパットを作ろうと思います。
使う道具
使用する布
以前バッグを作った時の共布を使います。
こちらの記事↓の中茶色いフリンジバッグで使ったバッグの残り布です
- 「回転式穴あけパンチプライヤー」
という商品名でホームセンターなどに売っています。
値段もいろいろですが、1000円以内では購入できるはずです。 - かなづち
- 100均セリア商品15ミリのドットボタン
- 打ち具(打ち具は手芸店でセット買いして使った物を取っておきました)
製図無し!簡単ショルダーパットの作り方
ショルダーバッグの共布を用意します。
サイズはだいたい25~26㎝×13㎝ぐらいです。
この横幅の25㎝っていうのは既製品を調べ歩いて8割方はこの長さだったので、短すぎても長すぎてもダメなんだろうと思います。
25センチっていうのが肩にかけてちょうどいい長さなんだとおもいます
そこに3~5ヵ所バネホックのドットボタンを打ち付けていきます
ドットボタンってなぁに?
丸い金属製のスナップ型ボタンの事。ジャンク・ボタンといって下側が凸形で、上側が凹になった金属製スナップ型ボタンで、特殊になった機械(打ち具)を使って生地に取り付けて用います
スナップボタンも同じ種類だけど今回はドットボタンを使います。
今回、15㎜のバネホックドットボタンを用意します。
一回このセットになったドットボタンのセットを買って、打ち具を取っておくとサイズが合えば100均のドットボタンでも使用できます。
今回私も取り置きしていた打ち具を使い、どっとボタンはセリアのを使いました。
15ミリのドットボタンです。5個セットで108円なんてすっごくお得です。
ドットボタンのつけ方
布に使う組み合わせはこんな↓セットの感じで使います。
赤丸部分がセットになって使います。
まずは布に穴をあけます。
穴あけパンチプライヤーで布に穴を開けています。
布を挟んであげれば軽く穴が開きます。
15mmのスナップボタンには3mmの穴がいいんじゃないかなと思います。
そこにバネホックの器具ボタンを付けます。
ままずボタンとバネのセットから。
裏と表を間違わないように確認しながら穴にボタンを通します。
ボタンを穴に通したらバネを重ねます。
その穴に打ち具の器具を穴に合わせてトンカチでたたきます。
この穴の中にこの打ち具が入り込むんです。トンカチでたたくことで穴が広がって金具同士が留まる仕組みです。
これはトンカチで15回ぐらい叩いた後です。あまり叩きすぎると下のボタンに金具の跡が響きますから、確認しながら叩いてみるのをおすすめします。
あ!そうそう。この時、一番下には打ち具のお皿見たいなのを受け皿にして、硬い場所(コンクリートの上など)でたたきます。
床の上ではうまくいかないので、外のコンクリートを見つけて叩いています。
(我が家は山の中なので外には誰もいないんです)
私が思うに室内でも室外でもコンクリートの上でやると成功します。
/くれぐれも指を叩かないように気を付けてくださいね
この理論で受けの部分ホソとゲンコ部分も作ります
布の下から「ホソ」を穴にいれます
ゲンコを上からかぶせます
打ち具を裏側の表面が平らなのを金具の下に置いて、固い床の上で穴に打ち具を置いてトンカチでたたきます。
上下付け終わりました。出来上がりです。
これを3~5カ所同じ工程を繰り返します。
これね、裏表つけるのを間違えたら泣けてくるので(一回間違ったし)何度か再確認しながらつけるといいとおもいます。
そうこれだけでは痛い場合、チェーンにプチプチを巻いてあげるとクッション性が出ていっそう使いやすくなりますよ。
このショルダーパットは華奢なチェーンとか細い肩ひもに巻いて使うと華奢な見た目を邪魔しない感じがします(^▽^)
重い荷物も安心ショルダーパッドの作り方
もう一つのタイプは
どちらかというと太めのショルダーベルトでも重くて肩が痛くなるのを防げるタイプのも作りました。
既製品のショルダーパッドのデザインを少し真似させていただきました。
ショルダーパッドの型紙
自分で引いてみたのをPDFに保存しただけの簡単なものです。
縫い代は8㎜ほど付けていて、一番最後に3ミリほどロータリーカッターで切り落とす感じです。
製図は★こちら★(加工などはOKです。よかったらお使いください)
作り方
革の底になる部分は2枚使います
一枚でもいいけど、かなり分厚い物でなければ2枚裁断したほうがいいです
革は二枚をボンドで接着しておきます。
これは↑ボタンをつける部分です。左右分2枚裁断します。
上になるボタンの部分は2㎝ぐらい革の真ん中を折ってからドットボタンを付けます。
ボタンのつけ方は最初に紹介した方法と一緒です。
受けるほうのボタンは折らないでつけました。
ボンドで接着してあった底になる部分とボタンした部分を重ね合わせ、両サイド8ミリのところをミシンで縫います。
(家庭用ミシンで縫えました)
家庭用ミシン
そうしたら、たぶん縫い代は段々になって揃ってはいないはずです。
8㎜幅の縫い代で縫ってますから3ミリほどカットして縫い代を整えます。
この時はロータリーカッターを使ってスパっとしたなカット面にするのがキレイに仕上げるコツです
チェーンを通してみました。
使用写真
これはチェーンにつけてみました。
ずっしり重くても方に食い込むことはありません。
カメラのショルダーパッドにも♪
まとめ
ショルダーバッグなどで、肩に紐が食い込まないように、肩当てのようなものを「ショルダーパッド」といいます。
ショルダ―バッグの肩紐が食い込んで痛かったり、肩ベルトが落ちてくるのを防止してくれます。
カメラ、マザーバッグ、一眼レフ、ビジネスバッグなどにも使えます。
二枚作ればリュックにも使えるかな。
製作費は、革は家にある物を使用しました。
手芸店では、革のはぎれで280円ぐらいで売ってました。
ドットボタンはセリアの100円商品です。
工具付きのドットボタンを買ったとしても500円ぐらいだと思います。
なので、私の場合は108円で制作できました。
一から材料を買ったとしても高く計算しても780円ぐらいです。
市販品はゴツイ感じのがおおいのです。
色や素材を見つけたとしてもちょっと高かったり。
自分で作ればお財布にやさしくできますよ。
ご意見・ご感想・ご質問はお気軽にどうぞ。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。