本革や合皮のキーホルダーを 画像を見てコピーメイドする方法
2020/04/05
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キーホルダー・キーストラップ・キーチャーム、
ハンドメイドができたらオリジナルな作品が作れます。
今回ご縁がありましてオリジナルキーホルダーを制作させていただきました。
車の鍵、家の鍵などは毎日使うもの。
気分が上がる物を使う楽しみって大切だと思います。
私は研究したんです。
ブランド店にて品定めしたり
人様の外食先のテーブルに置かれているキーチェーン、
駐車場でキーを出した時にどんなのが付いているのかなど。
依頼した方のお好みにそれに似たものをコピーメイドしていきます。
制作した工程を紹介したいと思いますので、よろしければお付き合いくださいね。
合皮や革のキーホルダー作りに使う材料・道具
シンプルな材料ですが、私もいろいろこだわりましたよ。
ナスカン
ナスカンにも呼び名があってレバーナスカンを探します。
このレバーで開閉するからですね。
この部分をナスカンと呼びます。
その中でも今回のナスカンポイントとしては下の図のように
レバーが内側に入っていかないタイプのものを選びます。
レバーが内側に入るとそれだけ幅が狭くなるんです。
私も過去にちょうどレバー分の金具がひっかかり、このレバー分がなければ入ったのに、ってこともあったんですよね。
なので、それを回避するのには
留め金が内側に入らず、レバーで開閉するようなタイプが絶対に使いやすいと思います。
メイドイン「JAPAN」もいいですよね~。
二重リング
こちらもナスカンと色を合わせて金古美とかアンティークゴールドの二重リングを選びました。
その他に↑上の二重リングにカギを付けるための二重リングも用意します。
こちらはバランス的に1サイズ~2サイズ小さいのを5個用意しました。
ギボシ
今回作品を作るにあたっていろいろネットでデザインを参考に研究していましたら、
このギボシを使っているキーホルダーがあったんですよね。
それで「あぁ、ここはカシメとかではなくギボシを使ってもカッコイイんだなぁ」と発見でした💡。
ギボシってカバンの留め具に使われてますよね。
これで開閉ができるのも特徴です。
ネジ式なので金具を打ち付けることもなく脱着可能な部品なので失敗の確率が少ないです(笑)
なので今回使用してみました。
カシメだと外せないですからね。
ちなみにカシメはこんなのです↓
ボタンではないですよ。
キーホルダー作りに使用する革・合皮フェイクレザー
今回はエナメルクロコダイル柄のフェイクレザーを使用しました。
これ、私も何点かハンドメイド作品で使用してますが、とても好きな柄と布感です。
生地の購入先はファッション市場サンキというお店です。
お値段も手頃でしたが、安ければいいというわけではありません。
購入する時は、素材の柄の良しあしや厚み・手触り感とかすごくチェックしているんですよ。
だってね、昔すごく高い素材を購入したこともありました。
だけど、全然変わりないですもん。かえってこちらの方が耐久性とかも良いぐらいですから。
私、合皮の素材を見る目もだいぶ鍛えられてきましたよ。お任せください(^_-)-☆
それは表地と裏生地の色は統一されていたほうがいいということです。
横から見た図です。
縫い合わせして、横から見た時に
表と裏の生地の色が違うと安っぽく見えてしまう可能性があるんです。
伝わりますでしょうか?
今回のようにエナメルクロコダイルが黒だから、裏も黒。
両面同じ色の合皮生地を選んだほうがいいと思います。
本革で作るのも、もちろんおススメです。
本革だと裏側が違う色ってことはないので、そこのところは考えないでも大丈夫ですよ。
ロータリーカッターもしくは切れ味の良いカッター
綺麗な革のキーホルダー成功方法の秘訣としては
革の断面がスパっとキレイな事も一つあると思うんです。
だからハサミではなくスパッとした切れ味のカッターを使うと良いと思います。
ロータリーカッターの記事に参考にこのような記事を書いたことがあります。よろしければ合わせて読んでみてくださいね。
家庭用ミシン
私はアックスヤマザキさんの山崎範夫のミシンを使用しています
ちょっと古い型だけどバリバリ動いてくれています。
周りを一周縫うだけですが、ステッチをかけたほうが断然キレイに見えるんです。
家庭用ミシンでも大丈夫でしたよ。
家庭用テフロン押え
通常でついている押えでは進んでいかない材質があるんですよね。
例えばビニールコーティング素材やフェイクレザーやラミネートフィルム素材など。
この商品はテフロンという滑りやすい素材でできている押えなので、ビニール系とかの素材がすいすい進んでいくのがわかります。
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この押えは一つ持っていると便利です。
合皮や革で作るキーホルダーの作り方
作り方はシンプルです。
それではいってみましょうか。
まず、購入したレバーナスカンの広さより若干小さめに、
例えば今回だと25ミリの幅のナスカンを購入したので金具より少し狭めな感じ
幅は2.2cm~2.3cmミリの幅に切るんです。
今回は出来上がりの長さを5㎝にしたいので、長さは15㎝に裁断するといいことが分かったのですが、
合皮の厚みと両側エナメルクロコダイル柄を出して格好良く仕上げたいのを考慮して
15㎝の倍用意します。
2.2~2.3㎝×30㎝の合皮を用意します。
良く切れるロータリーカッターもしくはカッターで潔くサーっと切ると、裁断面がスパッと切れて、仕上がりがとってもキレイになりますよ。
裏面にうっすらとボンドを塗ります。
あんまりたっぷり塗りすぎると横から出てきてしまいますので、
うっすらがポイントです。
ボンドの匂いが消えていくのも早くなります。
(ちなみに2本並んでいるのはもう一つ同時進行で制作しているからです)
そうしたら、二つ折りに重ねますよ。
きれいにピタッと重ねます。
重りなどで少しの時間接着面を圧着しておくといいですね。
そうしたら周りの縁をぐるり一周縫います。
ミシン押さえはお持ちであれば、テフロン加工の押えを付け替えてあげると
ミシンの進みが良くなります。
テフロン押えを持ってない場合は
少し目打ちや手でチカラを加えて進むように手を加えてあげるといいですよ。
ベースの部分が出来上がりました。
そうしたら長さを5㎝にするようにレバーナスカンと二重リングを挟めてあげます。
ギボシのつけ方
そこに今度はギボシを付けていきます。
今回使用した「ギボシ」のは頭径6mmです。
回転式穴あけパンチプライヤーで穴は3.5mmで開けました。
二重リングを挟めてある下2枚に、下に受けるための金具を入れます。
上からギボシの頭を差し込んでネジ式なのでギュッと締めます。
今度はナスカンを挟めてある方1枚も穴があいてると思います。
そちらは6ミリの頭径を入れるので、2.5ミリの穴では入ってくれません。
なので、穴に1ヵ所2ミリぐらいの切り込み線を入れてあげます。
そして穴にギュッといれてあげるとできあがりです。
出来上がりましたよ~。
これでオッケーサインをいただきました。
だけどあれ?説明の画像には違う部品も写っていなかった?
そう思っていらっしゃる方はいますよね。
そうなんです。
ここにたどり着くまで何種類か作っていまして、部品が違うことをご了承くださいね。
ペットボトルホルダー付きキーホルダ―も作りました
パーツ探しをしている時、「これはどうかな?」と勝手に
「KUME WEB STORE」さんのペットボトルホルダー付きキーホルダーを参考に作りました。
参考にさせていただいたのはこの画像です。
(webからお借りしました)
作り方は全行程一緒です。
使用した部品は↓です。
そんなに使うかな?っとも思いましたけど、
夏場って暑いでしょう?
こまめに水分摂ったりするでしょうから画像↑のように活躍する時も出てくるのではないかと勝手に作って一緒に送ってしまいました。
おせっかいだったかな(笑)
お渡しするので全部キレイに拭いてラッピングしてお送りしました。
まとめ
今回キーホルダーを制作してみて、
上手にキレイに作るコツは
- 表と裏の素材の色は一緒にする。
- 裁断面はスパッときれいに切ること。
- 表面にステッチを入れた方がいい。
- ステッチは家庭用ミシンでも縫えますが表面がツルっとしている場合はテフロン押えがあるとステッチがキレイにかかります。
- 金具の色は統一する。
何度も何度も試作したので、
この作り方のコツを参考にして制作すると失敗はないと思います。
素材は違うけど、結構そっくりな感じにコピーメイドできました。
色や素材を変えるだけでオリジナルなキーホルダーを作ることができます。
お渡しした方はとてもおしゃれでセンスの良い方なので
私も心をこめて手作りしたのでお役に立てていれば嬉しいです。
本日も長文でしたが(笑)最後までお読みくださってありがとうございました。
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