【簡単】無料型紙でハンドメイド大人服を作るには?レディスワイドパンツの作り方
うさこの洋裁工房さんのブログで紹介されている型紙の作り方を参考に、
フレアっぽいマキシ丈のブロック柄のワイドパンツを作ってみました。
ワイドパンツやスカンツなどもこの型紙一個あれば作れてしまいます。
ウエストもゴムなので難しいファスナー付けもなく簡単です。
ワイドパンツやスカンツの違いとは
ワイドパンツやスカンツとの違いとは
スカンツとはスカンツとはマキシ丈ぐらいの一見スカートに見えるパンツの事で、スカートとパンツを合わせた造語です
ワイドパンツとは
幅の広いパンツの総称。くるぶし丈ぐらいのパンツ全般の事を言う
どちらかというと、【ルーズパンツ】と呼んだほうがいいかもしれません。
ウエストにゴムを通しただけのイージーなデザインなのでルーズパンツは太めのゆったりとしたシルエットとはき心地を持つカジュアルパンツ。
丈感で違う呼び名の名称
- キュロットスカート:脚のつけ根から膝丈ぐらい
- ガウチョパンツ:膝丈ぐらいから6分丈~7分丈、8分ぐらいの足首が見えるぐらいの丈
- スカンツ:キュロットスカートやガウチョパンツをくるぶしが隠れるぐらいまでの丈
- マキシ丈:足首が隠れる丈
- ワイドパンツ:ゆったりしたシルエット感のズボンの事で、くるぶし丈ぐらいのパンツ全般の事を言う
生地についてと生地購入金額
このブロック柄は以前ロングカーディガンを作ったことがありました。
こちらの記事↓
ブロック柄の生地の購入先は
のブロック柄の生地です。
(現在は取り扱いはしていないようです)
他も魅力的な品質の良い布を沢山扱っていますよ。
この素材はニット生地です。
私だったら他にどんなワイドパンツを作るだろうと想像してみました。
ニットだと無地ならどんな色や素材でも制作できると思うんです。
私は現在どうしても柄のワイドパンツに走ってしまう傾向があるので、
少し提案というかリストアップしてみたいと思います
ちょっと派手だと感じる場合は無地で作ると一気に落ち着き感あるパンツになります。
生地の使用量は?
生地の幅にもよると思うんですが、
総丈の倍+10㎝(予備として)
私は総丈103センチなので103×2+10で216㎝
おおよそ2m20センチあれば作れるな、という感覚で生地選びをしています。
ダブル巾なら丈の長さ120㎝購入で大丈夫だと思う。
お店の方に確認すると間違いないです。
ポケットを作ったりする場合はもう少し多く見積もってください。
今回はポケット無しのベーシックデザインで縫います。
今回私の使用した生地は378円/50cmでした。
なので、2m20センチだと1600円ぐらいで作れる計算になります。
現在はこの生地は販売されていないようです。
でもなるべく生地を安く買いたいなぁ?
私がまず生地を探す時はイオングループの手芸専門店「パンドラハウス」の着分売りの中から探すか、
ニット工房さんを探しますね。いつもこんな感じです。そうすると何かは必ず見つかりますよ(^_-)-☆
無料型紙の使い方
型紙作りをします。
以前この型紙を使った作り方をまとめてみましたが、
その過去記事はこちらです↓
まずは、製図の用意をします。
うさこの洋裁工房さんの簡単に出来る半ズボン(ゴムパンツ)の作り方!
https://yousai.net/how_to/pants/gomupants
のサイトへ行き、製図を書きます。
丁寧に説明してくださっているので本当に簡単に書けます。
でも、今回私は股上部分のパーツだけを型紙として使います。
この股上部分をパーツとして持っておくんです。
前後同じ型紙なので、これだけです。ひとまずこれが製図になります。
制作動画を用意してみました。
今回違う布ではありますが、
同じ型紙
デザインも
作り方も
全く一緒のワイドパンツを制作しましたので
作り方の動画を用意してみました。
まず一つ目がこのワイドパンツと同じ裏布付の作り方です。
二つ目は裏地はいらない「裏地なし」の作り方です。
以下の方にも静止画で説明しておりますので、
合わせてみていただけると作れると思います。
参考になれば幸いです。
ワイドパンツ(裏地あり)の作り方 ガウチョやショートパンツも 応用できます
「作り方」裁断する方法
マキシ丈のワイドパンツ(スカンツ)を作りますので布を用意します。
さっきの型紙作った股上部分の型紙を用意した布の上に置いて、
自分の作りたい寸法に印をつけます。
紫が布で、黄土色が今回使う表生地だと思ってくださいね。
ヒップ÷4+ゆとり分(縫い代1cm込)
ゆとり分ですが、今回は+16㎝で作りました。
丈は縫いしろ部分の数値を確保して、
お好みの丈にしてみてくださいね。
裏地の型紙計算方法
上の画像と色が紛らわしいのですが、黄土色が裏地です。
黄土色とレンガ色を合わせて表布ということになってます。
表布からレンガ色の部分をカットして裁断していきます。
ウエスト部分なら7㎝カットする感じです。
(3㎝幅のゴムを入れる計算)
裾は出来上がり線で裁断します。
裾は三つ折りするから自動的に短くなって裾からは見えなくなります。
今回使用するミシン
家庭用ミシン
使用する針と糸
この生地の場合は11番のミシン針と60番の普通の糸で縫いました。
股上やウエストの部分は伸縮性が欲しいから
一番目の細かいジグザグ縫いを直線ミシンの縫い目にして
伸縮性を出す方法で縫っています。
動画内のは生地が薄いので、9番のニット用ミシン針とニット用ミシン糸で縫いました。
縫い方
表布も裏布も布を広げて中表に合わせます。
1㎝のところをミシンをかけてきます。
ここは股上の部分で伸縮性が欲しい部分なので、
普通糸を使用している場合
「三重縫い」か「一番細かい目のジグザグ」で縫います。
脇は「わ」で裁断しているので
次は内股の部分を縫います。
これは動画の方がわかりやすいかもしれないです。
今縫った股上部分を黄色い矢印の方向へ合わせるように
中表になるように見頃の中心を引っ張ります。
そうすると、内股部分がわかりやすいです。
そして内股部分をクリップで留めてミシンで縫います。
同じく裏地も縫っていきます。
縫ったら表布を表側に返します。
裏布はそのまんまです。
表側に返した中に裏布をを中に入れます。
次はウエストの処理です。
最初に裏地は表地より7㎝カットしているのを確認しておきます。
1cm折って3.5㎝折る三つ折りは、
8㎝のところに縫い目がきます。
その縫い目に1cm裏布に表布をかぶせて縫いたいので
表生地上から7cmのところにチャコペンで印をつけていきます。
裏地は上から7㎝のところにセットして
表地を1㎝→3.5cmで三つ折りにして
裏地に1cm被せてウエストを一周マチ針で留めていきます↓
留めたらミシンで縫っていきます。
ゴム通し口を4~5㎝残して縫います。
ゴムを通したらその口は縫い閉じます。
ウエストゴムはどのぐらい使うの?
ウエスト×85%で入れています。例えばウエストが70㎝なら70×85%=59.5cmだいたい60㎝ですね。
後は裾を4㎝上げる計算で製図してあるので、
4㎝上がるように三つ折りしてミシンをかけます。
裾は広いので直線縫いです。
できあがりです。
ワイド柄パンツのコーディネートについて
まとめ
ワイドパンツは定番のボトムスだと思うんですよね。
そして、この型紙は
ガウチョからショートパンツまでいろいろ変化させることができて
重宝するアイテムなのです。
その服が簡単に作れてしまうので洋裁ができて楽しいな、と思います。
ベースの型紙はうさこの洋裁工房さんのゴムパンツの型紙(簡単)を作り、股上部分の型紙を使用する。
布の上に置いてから、
横はウエスト÷4+ゆとり分16センチで作りました。
無地でも柄物でも作れるけど、
お得に作れるので遊び心ある柄物にも挑戦できました。
大柄な柄物をマキシ丈で着る場合のコツは
柄の入っている一色を使い上半身コンパクトにすることでしょうか。
縫うのは、家庭用ミシンでも作れるし、多少曲がったとしてもラインに影響はおきません(笑)
裏地ありと裏地なしの作り方の動画もありますので、
参考になれれば幸いです。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。