裏地なしの上着に裏地をつけるインナーライナーの方法は?
取り外し可能のインナーライナーを作りました。一切ほどいたりせずに上着から型紙を簡単に作って制作する方法です。季節感が変わっても寒暖の差を一工夫で補えますよ。
夏が終わり寒くなって冬に向かうにつれて上着の種類も変わってきます。
ウインドブレーカーからキルティングジャケット、そしてダウンジャケット。
お気に入りの一枚も季節が移り変わっても防寒もできて長い期間着られる一枚になります。
裏地になる生地を用意する
私が使用したのは実家の母からもらってきたかなり厚手のキルティング生地です。
この生地の種類名としては、「ポリエステル タフタ キルトorキルティング」という生地の名称です
これで検索すると商品にヒットします。
ポリエステル タフタキルトだと、表面がツルツルしてるから滑り心地が良いです。
裏地にするならボア素材もいいですね
ボアやファー系も裏地にするには良いですね。
いつもお財布に優しい生地を探すとこちらのショップにヒットします。
この画像はニット工房さんという生地を売っているショップです。
画像をクリックしてもショップの詳細を見ることもできるし、
このリンク↓をクリックしても移動できますが、
https://item.rakuten.co.jp/knit-kobo/c/0000000110/
ボア素材が50cmで150円とかでありますよ。
けっして回し者ではありませんが(笑)良い品が沢山あります。
作り方
製図は製図用紙の上にジャンパーを置いて前身頃と後ろ身頃を写し取ります。
紙の上にジャンパーを置きます。
目打ちで布の上から押し付けるように印をつけていきます。
今回はジャンパーで厚手の生地だからちゃんと印をつけられるように目打ちをつかいました。
目打ちを使ったけれど、ジャンパーに穴があきそうだな、って感じたら
紙と布の間にセロファンを敷いて、印をつける方法もあります。
既製品から型紙を取る方法としてこちらはもう少し詳しく書いています↓
肩や首、脇の長さやラインの補修をしてから裁断して縫い始めます
ちなみに袖は作りませんでした。
なぜなら
縫います
肩を縫います。
肩を合わせたら首回り、前中心から裾にかけてと、アームホールもバイアステープで縁取り作業をします。
この、縁取り作業が一番の長丁場作業でした。
バイアステープは5メートルぐらい使いました。
既製品の幅広バイヤステープを3パック買って2パック半ぐらい使ったかな。
自分で作ればよかったんだけど、適当な布もなくて。
その分急いでたから時短はできたから良かったかな、と思うけど。
縁取りが終えたら脇を縫い合わせれば形が出来上がりました。
次はジャンパーとインナーライナーを合わせる作業です。
ライナーの方に何か所かボタンホールを縫います。
私は9か所ボタンホールを作りました。
ジャンパーにはボタンを付けます。
ジャンパーとライナーを合体させたら出来上がりです。
あ、話は戻ってしまいますが型紙を作る時、
前身頃の前開きのライン角を丸くしておくと、縁取り作業がしやすいし、首元から見えたりしないから自然な出来上がりになります。
着画です
間に合ってよかった。さぁ、どうだ!
インナーライナーの制作の3日後は大雪が降りました。
先日作った手袋も装着しましたよ。
まとめ
型紙を取ってしまえば
肩と脇はすぐ縫えるし、パイピング作業が少し長い工程だけど、外にバッチリ見えるものではないので、気楽に縫う意思でいるとすんなり縫えたりもします(笑)
これ、おとな用なら一枚作ってしまえば長い期間着られますよ。
素敵な生地にして裏地もこだわれば、自分だけの一着ですしね。
上着は全く解いたりすることもなく作れるので、間違った場合はライナーを直してあげれば大丈夫。
質問などありましたら気軽にコメント欄やメールでお問い合わせしてくださいね。
本日も最後までお読みくださりありがとうございました。